先日、東京で開催されたEX工法・ダンビー工法の2次試験(技術研修)に参加してきました。
9:00~18:20の長時間の講習&久しぶりの東京だったので結構疲れが…(´・ω・`)
この記事ではEX工法・ダンビー工法の2次試験について紹介しています。
EX工法・ダンビー工法って何?
EX工法・ダンビー工法ともに下水道の管更生工法の一種。
イメージとしては、老朽化した管の中に新しい硬質塩化ビニル製の管を新たに築造する感じです。
既設の管きょ内に硬質塩化ビニル樹脂製の帯板をスパイラル状に巻き立て、既設管と樹脂の間に充てん材を注入することで、既設管きょと更生部材とが一体となった更生管を作ったりします。
※管更生には色々な工法があります
管更生工事に資格は必要?
建設会社で扱うすべての工事を1つの資格で対応する事は、原則的には出来ません。
管更生工事もそう。
下水道管路更生管理技士資格が必要になる場合があります。
受験資格
受験は保有資格か経験のいずれかが、基準を満たす必要があります。
[保有資格で受験する場合]
- 一級土木施工管理技士
- 一級建設機械施工技士
- 技術士(建設「鋼構造及びコンクリート」・総合技術監理)
- 技術士(農業「農業土木」・総合技術監理)
- 技術士(水産「水産土木」・総合技術監理)
- 技術士(森林「森林土木」・総合技術監理)
- 二級土木施工管理技士
- 二級建設機械施工技士(第一種~第六種)
[実務経験で受験する場合]
- 土木工事10年以上且つ2件以上の管路更生工事の実務経験者
試験
試験は1次と2次があり、1次は全ての工法で共通。
試験時間は90分、4択問題を40問解答します。
2次試験は工法ごとの技術講習を受けてペーパーテストが基準点を超えれば合格する事が出来ます。
各工法が独自に試験をしていた頃は楽なテストだったらしいですが、協会が実施する統一試験になってからはちゃんと勉強しないと不合格になるレベルなので注意が必要です。
施工事例
中里組の直近の管更生事例は、2020年に川越市発注案件で施工したφ1,100㎜、64mの実績があります。
これは、発注時点で川越市では過去最大規模の管更生工事というだけでなく、深度も深く既設管老朽化によるダメージが予想よりも大きかったので、施工が難航した案件でしたが無事に完成させることが出来ました。
普段目にすることはありませんが、インフラのメンテナンス工事も地場ゼネコンが担う重要な仕事です。