道路啓開訓練(防災訓練)
私たち中里組では年に1回、テーマを決めて防災訓練をおこなっています。
今回は埼玉県川越県土整備事務所が主催する道路啓開訓練(防災訓練)に参加し、災害時の活動の予行練習をおこないました。
道路啓開とは
防災訓練はよく耳にしますが、「道路啓開訓練」という言葉を聞いた事がある人は少数だと思います。
「道路啓開」とは、道路の段差、倒壊物、放置車両などの交通の障害がある道路について、それらの除去や応急復旧をおこない、車両などが通行できるようにすることをいいます。
放置車両の移動訓練
今回の啓開訓練では埼玉県建設業協会川越支部から中里組を含めて3社の会員企業が実演協力をおこないました。
大規模災害が発生した際の流れとしては
『行政と防災協定を結んでいる我々建設業協会の会員企業がパトロールを実施中に緊急通行車両の通行を阻害している状況を発見』
行政(建設会社)は災害対策法に基づいた諸手続きをおこない、車両通行を阻害している要因を排除します。
今回は橋の上に自動車が乗り捨てられているという想定で訓練がおこなわれました。
写真は車両撤去前の現況確認の様子と重機を使用した撤去の様子です。
地盤沈下による段差の解消訓練
もう一つの訓練では、大規模地震によって地盤が沈下し、車両の通行に支障をきたしているケースを想定して実施されました。
土のうを作成し板を置き、実際に車両を通行させて、応急的に車の通行を確保する訓練です。
普段はなかなか体験することが出来ない事を体験できるのが訓練です。
参加者の方の中には、実際の板の材質や重さなどを確認する人もいらっつしゃいました。
今回の訓練では川越県土整備事務所管内の多数の建設会社が参加するだけでなく、行政の方々も多数参加する訓練となりました。
私たち中里組は地場ゼネコンとして行政との防災協定の締結や定期的な防災訓練をおこない、緊急時への対応に備えています。